2019年4月の記事一覧

「AO入試、推薦入試」(4/26)

文部科学省の調査によると、2019年度の入学者を選抜する国公立大入試で、書類審査や面接などで受験生を多面的に評価するAO(アドミッションオフィス)入試と推薦入試を行う大学がともに過去最多になりました。

 国公立大172大学603学部のうち、AO入試を実施する大学は88大学260学部。国立が69.5%、公立で35.4%です。推薦入試は165大学479学部で、国公立の95.9%です。

私立大学数は約600ですが、そのうちAO入試を実施する大学は約80%、公募制推薦入試および指定校推薦入試を実施する大学はともに約90%です。

AO入試・推薦入試とも大学側が受験生に求めるのは、知識だけでなく、知識を使う思考力、判断力や表現力があるかどうか、さらに学習意欲をもち、さまざまな課題に対して、多様な人々と協働する能力があるかどうかも見極めようとしています。

 本校においても進学希望者は多数います。そして3年次にAO入試や推薦入試にチャレンジします。論文作成能力やプレゼンテーション能力はもちろんのこと、高校3年間で何を学んだのか、どのような力がついたのかが問われます。各種検定の資格取得をはじめ、授業や部活動でどのような力を身につけるのか、明確な目標をもって、毎日の学習に取り組んでほしいと思います。

「実用英語技能検定試験」(4/22)

文部科学省は、4月16日、公立中学・高校に通う生徒の英語力を見た2018年度の英語教育実施状況調査結果を公表しました。群馬県で、「英検3級程度以上」の力がある中3の割合は40.9%で、全国平均42.6%を下回りました(福井県61.2%)。また「英検準2級程度以上」の力がある高3の割合は、本県で40.3%、全国平均40.2%と同水準だったのとことです(福井県56.0%)。この調査はすべての生徒が英検を受検しているわけではなく、学校の成績などを基に教員の裁量で、中3で18.7%、高3で19.7%の生徒が「相当する力がある」と判断されています。

今年度の全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)が18日、国公私立の小中学校約3万校で行われ、小6・中3、合計約212万人が参加しました。中3生に今回初めて実施した英語のテストでは、「聞く・読む・書く・話す」の4技能を問い、自分の考えを英文で書かせるなど表現力を重視した出題がありました。また話す問題では、①あなたの将来の夢、または、将来やってみたいこと。②その実現のために頑張っていること、やるべきこと。この①について自分の考えを30秒で話す(考える時間1分)というものがありました。書く・話すなど、実用性を重視した英語力を身につけることが必要とされています。

全国の多くの高校生が、英語検定試験をはじめ、様々な資格・検定試験に挑戦しています。本校においても全生徒が資格・検定試験に挑戦しています。多くの生徒がさらなるレベルアップを目指して上級試験に挑戦してほしいと思います。

平成31年4月15日  「令和」

4月1日、午前11時40分、菅官房長官が新元号「令和」を発表し、午後0時5分、首相が記者会見で談話を発表しました。首相は新元号について「人々が美しく心を寄せ合う中で、文化が生まれ育つという意味が込められている。」「一人ひとりの日本人が明日への希望とともに、それぞれの花を大きく咲かせることができる。そうした願いを込めた。」と説明しました。これは、平成14年に発表されたSMAPの曲「世界にひとつだけの花」の歌詞を参考にして述べたとのことです。我々教育に携わる大人たちも、この気持ちを胸にこどもたちを導いていきたいと思います。

4月9日、本校で入学式が挙行されました。式辞の中で、3月21日に大リーグのマリナーズを引退したイチロー選手の話をしました。イチロー選手は、その時の引退会見で、子ども達へのメッセージを話しています。その一部を紹介します。

「自分が熱中できるもの、夢中になれるものを見つければ、それに向かってエネルギーを注げるので、そういうものを早くみつけてほしいと思います。それが見つかれば、自分の前にたちはだかる壁にも、向かっていくことができると思います。」

 イチロー選手は徹底した努力の人と言われます。自分の目標がみつかれば、それに向かって努力することができます。そして自分を成長へと導いてくれます。生徒たちが、目標をもった仲間とともに切磋琢磨して、心と体を鍛え、新しい「令和」時代に、活躍できる力を身に付けてほしいと思います。