(校長室より)  「はじめての人生、楽しまなくちゃ」(2/12)

 「人間、生きていれば誰でも、事故や病気にブチあたる可能性があります。日本にも近い将来、大きな直下型地震がやってくると言われていますね。明日かもしれないし、30年後かもしれません。しかし、実際はみんなほとんど気にせず生きているのだと思います。病気は突然やってきます。まさに、地震と一緒。しかし、毎日、死や病気への恐怖を感じながら生き続けるのでは、自分が何のために生きているのか、まったくわからなくなります。」

 「病気になったからといって、心の中まで病気に伏せる必要はないのです。己の心を元気にし、『幸せだ』と感じて生きられるようにするのは、医者の仕事でも周りの誰かでもなく、自分しかありません。」

 上記の言葉は、2月4日付朝日新聞に掲載された、つんく♂さんの言葉です。つんく♂さんは、6年前に喉頭がんで声帯を全摘出し、現在声を出すことはできません。そんなつんく♂さんが、坂本龍一さんと組んで、小児がんの子どもたちを音楽で元気づけるイベントのテーマ曲をつくりました。子どもたちが元気であれば、日本も元気になる、そんな思いで音楽を作ったそうです。その歌詞を紹介します。

 

感謝が湧き出てくる 君を見てると

笑顔があふれてくる 君に触れると

困らせていいよ 怒っていいよ 休んでいいよ 続けていいよ

出会えたことが 奇跡の奇跡

一度きりの人生だし 楽しまなくちゃ 欲張らなくちゃ

それでこそ

My Hero My Hero

See you tomorrow

 

 明日、何があるかわからない、だからこそ、子どもたちには、今という時をめいっぱい楽しんで生きてほしいと思います。