(校長室より) 「よい授業とは」(9/7)
よい授業とは、どんな授業でしょうか? 本校は、昨年度から、「Find!アクティブラーナー」というwebページの学校会員となっています。そのページを開くと、授業動画・講義等のさまざまな動画が3000本以上みることができます。最近はオンライン授業動画も増加しています。全国の先生方が様々な工夫をしながら、「主体的・対話的で深い学び」を目指して授業を公開しています。生徒が主体的に参加している「よい授業」は、先生方が試行錯誤を繰り返しながら作られることがわかり、大変勉強になります。
(参照webページ https://find-activelearning.com/ )
私が考える「よい授業」とは「面白い授業」です。いかに生徒の知的好奇心や学習意欲を高めることができるのか、という視点が重要です。面白くなければ、生徒は興味を持ちません。面白いと思えば、生徒はその教科に興味をもち、主体的に学ぼうとします。そうなれば理解が深まり、気付きが増え、さらに未知なるものにチャレンジしていきます。
さらに、学校の授業が、先生の一方的な知識の伝達だけであれば、これからの未来を生きる生徒にとって、必要な学力は身につきません。知識はインターネットやスマートフォンがあれば、ほとんどの情報が手に入ります。教科書に書いてあることを解説するだけの授業、知識を一方的に教えるだけの教育は必要とされていません。いずれ生徒全員にノートPCが配付され、無線LAN(WiFi)環境が整備されます。そうした情報通信技術(ICT)も、生徒の知的好奇心や学習意欲を高めるために活用するべきだと思います。
教員が「よい授業」をしようと思えば、不断の創意工夫が求められます。教員は生涯、試行錯誤の繰り返しが必要になると考えます。